ここ最近(2016年3月)の円高について。

3月に入って、ドル円が110円代になる円高が続いています。

 

1日足をみるとわかるのですが、

およそ110.70円付近で綺麗なレジスタンスラインができています。

 

ここ最近の円高についての考察をしていきたいと思います。

 

2月から3月の円高について

2016年年初にはドル円でも120円代をつけていて、

このまま円安が続くのかと誰もが思っていたとおもいます。

 

日本が誇る大企業のトヨタ自動車でさえも、

想定為替レートを120円代に設定していました。

 

しかし、年が変わって雲行きが怪しくなり始めました。

ドル円が120円から一気に110円まで円高が進みました。

 

輸出企業にとって1円の円高がでると、何億円もの利益に影響がでます。

実際、今回の円高で、トヨタ自動車は4400億円の営業利益の損失を被るみたいです。

 

それにくわえていままで強気にでていた、

労働組合側のベースアップ要求にも影響がでているみたいです。

 

ではこの急な円高はなぜ起こったのか、

そしてこれからの為替の行方を予想してみましょう。

 

急な円高の理由

そもそも、いままで円安の方向にむかっていたのに、

なぜ急に円高ドル安の様相を呈してきたのでしょうか。

 

それはアメリカの景気の影響がでていると言われています。

 

アメリカ国内の生産や小売の指標がイマイチ伸びず、

アメリカの中央銀行にあたる、アメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)の、

今年行うはずであった利上げ観測が薄れたためと言われています。

 

FOMCは今年4回の利上げをおこなう予定で調整していましたが、

去年の暮れ辺りから利上げを見送るのではないかという予想が市場で広がりました。

 

その予想を裏付ける形で3月の16日にFOMCは今年の利上げを「年2回」と見通しを出しました。

 

なぜ利上げをしないと円高になるのか

それではなぜ利上げを見送ることが円高ドル安になるのかというと、

銀行の利息を考えてみると分かりやすいと思います。

 

例えば、Aという銀行とBという銀行があり、

Aが年率3パーセントの利息を預金につけていたとします。

 

Bという銀行が年率1パーセントの利息しかつけていなかったら、

明らかにAという銀行にお金を預けた方が預金が多くもらえるのでお得です。

 

それと同様のことが中央銀行の貸し出し金利にもいます。

 

もし、アメリカよりも他国の中央銀行の金利の利率の方がよいならば、

投資家は他国の銀行にお金をもちたがります。

 

もちろんその時はドルを売って他国の通貨にしなければならないので、

ドル売りが発生します。

 

これが、今回の円高ドル安の一番の理由と言われているのです。

 

ドル円の今後の展開は?

そこできになるのが今後の展開ですが、

アメリカの景気が減速し始め、FOMCも4回の利上げを見送る発表をしています。

 

利上げを見送るということは上にも述べたようにドル安の方向に通貨が傾くということであり、

当面ドル安が進行すると言われています。

 

ある、アナリストは年末までに103円代まで円高が進むと予想しています。

 

これからの為替の動きに注目して、

FXトレーダーとしては大きなトレンドに逆らわずトレードしていきたいところです。

 

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