ミセスワタナベとは誰??

FXや株式投資に関する情報を集めていると、「ミセスワタナベ」という言葉を目にする機会があります。

 

海外の機関紙などでよく使われているため、

渡辺さんという有名な日本人投資家がいるのかと勘違いしてしまうことが多いです。

 

しかし、渡辺さんという個人投資家がいるのではなく、

もっと別の意味合いを込めて外国の機関紙は「ミセス・ワタナベ」という言葉をつかっています。

 

 

ミセスワタナベって、誰??

ミセスワタナベとは特定の個人ではなく日本の投資家、

なかでも平日の昼間に取引を行う個人投資家を指す言葉です。

 

ミセスという敬称が付いていることからも分かるように、

個人投資家の中でも自宅で家事の合間に取引をしている主婦トレーダーを指すことが多いことが特徴です。

 

日本人の名字は数多くあり、

なぜタナカやスズキやサトウではなく、ワタナベさんなのかは諸説あります。

 

一番有力な説は、

1998年に改正された日本の外為法を成立させるために、

各国政府の財務担当者と交渉をしていた人物がワタナベという名字だったという説が有力です。

 

また、日本の在宅トレーダーを指す同じ意味を持つ言葉に「着物トレーダー」があります。

 

外為におけるミセスワタナベ

「ミセスワタナベ」という言葉自体は1990年代後半に誕生していたものの、

2000年代に入ってから日本においてFXが流行したことで有名になりました。

 

FXが流行したことによって、

資金力の少ない専業主婦や一般サラリーマンでもレバレッジをかけて大きなトレードを行えるようになりました。

 

また、

「夫に隠れて資産3億円」

「10万円からはじめて一ヶ月で資産が3億に」

といった雑誌などのあおりをうけて、挑戦してみようという主婦の方やサラリーマンの方も多々いました。

 

「ミセス・ワタナベ」という言葉には大規模な資金を運用する機関投資家という意味合いを含まず、

投資を仕事として専業で行っている専業投資家を指す意味合いも持っていません。

 

ミセス・ワタナベという言葉は、日本の専業主婦のトレーダーや、

サラリーマンが昼休み休憩を使ってトレードする個人トレーダーのことを指すことが多いいです。

 

ミセスワタナベの特徴

ミセスワタナベは、日本円を売って米ドルやオーストラリアドル、

ニュージーランドドルといった外国通貨を買うロング取引を好むという傾向があります。

 

これは、日本が長きにわたって低金利政策を続けているために起こります。

 

諸外国との金利差に目を付けFXで外貨を保有することによって、

ミセスワタナベと呼ばれる個人投資家は、主にスワップポイントを狙うという投資戦略をとっているためにおこります。

 

ミセスワタナベの特徴 その2

 

ミセスワタナベとよばれる個人投資家は、

一般的に為替取引に関する専門知識をリスクに対する認識が甘い場合もあります。

 

また、一度外貨を保有したらそのままポジションを持ち続けるという特徴もみられ、

その特徴を知っている海外の機関投資家に狙われたことがあります。

 

2011年に東日本大震災が発生したとき、為替市場では日本円が大きく円高に動きました。

 

これは、日本円の需要が増すと予想されることに加えて、

インフラが混乱に陥り取引を行えない、

ミセスワタナベが保有するポジションを刈り取ることを狙った動きでもあったといわれています。

 

このほかにも、円高となる局面ではミセスワタナベのロングポジションが狙われることが多々有ります。

 

最近のミセスワタナベ

ミセスワタナベのトレードには、95%が円に絡んだトレードをしているというデータがあります。

 

上にも述べましたが、ミセスワタナベは円を売ってドルを買ったり、

円を売ってオーストラリアドルやユーロを買うなどのロングポジションを狙います。

 

ですので円安のトレンドができると、ドル買やユーロ買いでトレンドに乗ろうとするので、

円安の局面にミセスワタナベの存在感が増してくるのです。

 

2011年に起こった東北の震災の後は、しばらく超円高が続いていたので、

ミセスワタナベさんの存在感が弱まっていました。

 

政権が変わってアベノミクスと黒田総裁の金融緩和政策をはじめてから

一気に円安にトレンドがかわりました。

 

そのころからまたミセスワタナベのトレードが戻ってきました。

巷では、ミセスからミス・ワタナベになって復活したとも言われています。笑

 

ミセス・ワタナベが注目されるのはその取引量の多さです。

 

ミセス・ワタナベの少ない個人資金力の一ヶ月分が

銀行間のインターバンクトレードの2日分のトレード量にも及ぶといいます。

 

トレードをするときは、ミセスワタナベの動きも頭に入れておくといいでしょう。

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