【スイスフランショックについて】歴史的な大暴落はなぜ起きたのか?
2015年の1月15日に、スイスフランがユーロドルに対して、3500pips(!!)暴落する局面がありました。
なぜそのようなことが起きたのでしょうか??
ファンダメンタルズ分析の欠陥と、為替政策がいかに通貨に影響を与えているか。という観点で考察していきたいと思います。
スイスとスイスフランの特徴
スイスフランは永世中立国のスイス国立銀行が発行する紙幣であり、現在、米ドル、ユーロ、日本円、ポンド、豪ドルに続いて、6番目に多いい流通量です。
スイスはコーロッパ共同体であるユーロに加盟しておらず、そこからも、永世中立国でいようとすることの根性がみてとれます。
ちなみにヨーロッパに旅行すると、スイスだけユーロが使えません。
フランスからドイツ、イタリアやスペインなど主要な国で使えるのに、それらの国のど真ん中にあるスイスに行こうとすると、スイスフランに両替をしなくてはなりません。
ヨーロッパ旅行をするときはすこし面倒な思いをします。
スイスの通貨政策
スイスの通貨政策として、2011年から2015年の1月まで、スイスフランをユーロに対して、1,200スイスフランに抑える政策をしていました。
理由としては、スイス政府が、リーマンショック後のスイスフラン高を抑制する政策をとっていたためです。
スイスフランも円や金と同じように安全通貨とみなされています。
リーマンショック後の日本円が、ドルに対して76円代前後まで円高が進みました。
スイス政府は、行き過ぎた通貨高に対する警戒感を高め、為替介入を発表し、実際にスイスフランにたいしての為替介入を続けました。
何が問題か
2015年の1月15日の3日ほど前に、スイスの通貨政策として、「今後も介入を続けていく」という発表がなされました。
しかし、その3日後に突然為替介入を停止し、ユーロに対して1.200スイスフランの価格操作を突然停止しました。
ユーロに対して1.200スイスフランの価格設定が2011年から2015年まで続いていたため、FXトレーダー的にも非常にわかりやすく、利益を出しやすい相場になっていました。
主に、ユーロにたいして1.2000スイスフランの時に、買いのポジションを入れているトレーダーが多くいたようです。
一瞬の出来事
そこで、一瞬にして3500pipsの値動きがおこり、スイスフランもユーロに対して0.850フランに一時なりました。
投資家もハイレバレッジでトレードしていただけに、損失の額が半端ではなかったようです。
損失の数々
損失的にいうと、以下のような損失がでました。
まず、海外では顧客が数億円の損失を被り、FX証券会社は回収できずに倒産するという自体が起こりました。
FXCMなども損失をかなり出しました。
銀行もまた然りです。
日本もロスカットできずに多額の損失を出したトレーダーもいたそうです。
これらのトレーダーは、主に専業トレーダーであり、多額の資金を投じていて、ハイレバレッジで運用していました。
ファンダメンタルズ分析に頼りすぎることが、いかに危険であるかということがわかります。
まとめ
スイスフランショックによって損失を出した人たちは、証券会社がロスカットを執行しなかったということで裁判をしているそうです。
ロスカットという機能がしっかり働かなかったとはいえ、中長期のトレードで、為替介入に依存するトレードは危険だということがわかります。
私は、10分程度でトレードを手仕舞うスキャルピングを推奨しています。こういうところでも、スキャルピングのメリットが発揮されると思います。
FXトレードをする上では、是非とも為替介入の動きや世界経済の動きに対しては敏感になりたいところですね。
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