セリクラ(セリング・クライマックス)とは何か?セリクラはくるのかの暴落予想

セリクラとは、セリングクライマックスの略です。

 

投資経験が長い人でも、あまり聞き馴染みのない単語かもしれません。

 

しかし、実際は皆さん、このセリクラを一度は体験していますし知っているはずです。

 

このセリクラですが、投資で利益を出すためには非常に重要になります。

 

また大やけどを負わないためにも知っておかなければならない事象です。今回はこのセリクラに焦点を当てて説明していきたいと思います。

セリクラとは

セリクラとは、セリングクライマックスのことをいいます。

 

セリング=売り、クライマックス=最終局面という意味です。

 

つまり売りの最終局面のことをいいます。

 

相場が大暴落した時に起こる事象です。

 

セリクラが起こると、一般ニュースや新聞でも大々的に報じるようになります。

 

ありえないくらい株価や為替が下落するからです。

 

マスコミはあまり、セリングクライマックスという言葉を使わないので聞き馴染みがないかもしれません。

 

しかし皆さんよく知っている大きな相場変動の時には必ずセリクラは起きています。

 

過去には、リーマンショックやライブドアショック、最近では、イギリスがユーロから離脱したブレグジットやトルコリラショックにもセリクラはありました。

 

セリクラは、売りが売りを呼ぶ大暴落の局面の最終局面になります。

 

相場全体が急激な下落を見せる時には、必ずといっていいほどセリクラは起こるのです。

 

相場が急激に下がることで、信用で買っている人の追証を誘発し、またFXでいうとロスカットを誘発し、更に相場が下落する状態になります。

 

社会の雰囲気や投資家全体が総悲観になり売りが売りを呼ぶ状態をセリクラといいます。

 

セリクラはもうこの世の終わりだというくらいの総悲観の状態になって起こります。

 

相場が急激に下がるセリクラが起こることが分かれば大きく利益を出すことも可能になります。

 

株式では「空売り」、FXでは「売り」から取引をすることで、短時間で大きく利益を出すことが出来ます。

 

またセリクラがいつ来るか予想出来れば、その後は上昇相場に転換するので、こちらも大きな利益を出すことが出来ます。

 

この世の終わりのような総悲観の状態がずっと続くことはなく、必ず上昇相場に転じるからです。

 

相場は上がり続けることも下がり続けることもありません。ではこのセリクラがいつ来るのかは予想出来るのでしょうか。

 

セリクラはいつ来るのかはわからないが予想

では、このセリクラですがいつ来るのでしょうか。

 

結論からいうとセリクラを正確に予想することは出来ません。

 

大きな下げの後に、上昇が始まるとセリクラはさっきの下落だったのかと思う投資家は多いです。

 

しかしその後また大きな急落があるケースも多いのです。

 

よってセリクラがいつ来るのかを完全に予想することは不可能です。

 

セリクラだと思い、大きく仕込むと大損する可能性があるので、セリクラだと思っても少しずつ買っていき相場の状況を確認する方法が安全だと言えます。

 

あくまで余力を全部つぎ込んではいけません。少しずつ買っていく方法をとりましょう。

 

しかしセリクラは大きく利益を出すチャンスでもあります。

 

セリクラを正確に予想することは出来ませんが、セリクラにはいくつかの前兆はあります。次の章ではセリクラの前兆について解説していきます。

 

セリクラが来る前兆と予想の材料

セリクラがいつ来るのかを完全に予想することは出来ませんが、セリクラが来る前兆はあります。

 

この章ではセリクラの前兆についていくつか紹介します。

 

セリクラの前兆その1:取引高が急増している時

1つ目の前兆ですが、相場が急落しているのも関わらず取引高が急増していることです。

 

投資家が総悲観状態になり売りが売りを呼ぶ状態になっているにも関わらず、取引高が増えているということは、買っている人もいるということです。

 

相場の急落局面では取引高に注意してください。

 

取引高が普段の5倍を超えてきたら相場の転換ポイントの可能性があります。

 

しかし取引高が急増してもそれが、セリクラとは限らないので、とりあえず打診買いをして様子を見ることが大切です。

 

相場が明確にトレンド変換してから追撃買いをしていく戦略をとっていきましょう。

 

セリクラを予想する前兆その2:悪い材料(経済ニュース)がでていないか

2つ目のセリクラの前兆ですが、材料です。

 

例えば、北朝鮮が核ミサイルを打ったり、米中貿易戦争が明確に予想以上に悪く進展するといったような材料が出た時です。

 

中途半端な材料だと今後も悪材料が出てくるのではないかと、だらだら時間をかけて相場は下がる可能性はあります。

 

これ以上ないほどの悪材料だとセリクラが起こる可能性があります。

 

これ以上悪くならないというほどの材料であればセリクラが発生しその後は上がっていくだけになるからです。

 

悪材料が出尽くしたときに、セリクラが起こる可能性は高くなります。

 

但し、この場合も更なる悪材料が出ないという保証はどこにもありません。少しづつ打診買いをしていくのが安全です。

 

セリクラで利益を出すためにエントリーを仕込むには

セリクラを利用して利益を出すには、セリクラと予想して仕込まないといけません。

 

セリクラは、相場の転換点なのでセリクラが起これば、その後は上昇相場に転じるからです。

 

しかもセリクラは急激な下げなので、言い換えればものすごく安いポイントで買うことの出来るバーゲンセールということが出来ます。

 

2008年のリーマンショックでは、日経平均は一時7,000円割り込みました。

 

今の日経平均が、22,000円から23,000円ということを考えると約3分の1の価格です。

 

この超安値で買うことが出来れば利益はものすごく大きく取れます。

 

しかし先ほどから申している通りセリクラを完全に予想することは出来ません。

 

セリクラだと思い余力資金を全額つぎ込み一発逆転の大きな利益を狙うのはかなり危険な戦略といえます。

 

やはりセリクラを利用して利益を出すには、少しずつ仕込んでいくのが一番堅実な戦略だと思います。

 

セリクラ時に慌てずにロスカットをするためにはゼロカットの口座がおすすめ

 

株式の信用取引やFXでセリクラを利用するのであれば、証拠金の保全率には、かなり余裕をもって取引をしないと、いつ追証やロスカットが発生するか分かりません。

 

しかもFXのロスカットの場合だと、セリクラが起きた時にロスカットが間に合わずに、口座残高がマイナスになってしまう可能性すらあります。

 

過去にも、ロスカットが間に合わずにマイナス残高になってしまったことはたくさんあります。

 

もしセリクラを使ってFXで利益を出したいならば、ロスカットではなくゼロカットを採用している海外FX業者を使うことをおすすめします。

 

海外FX業者のゼロカットならば、最大のマイナス額が口座残高で済みます。マイナス残高になることはないのです。

 

セリクラは利益を大きく出すチャンスではありますが、想定外の損失を負わないように資金管理には細心の注意を払うことが大切です。

 

またセリクラだと思っても余裕資金全額を仕込むのではなく、不測の事態に備えて少しずつ仕込んでいく方法が、損失を出さずに利益を出す近道です!

 

皆さんもセリクラについてしっかり理解して資金管理に細心の注意を払ってセリクラで利益を出していきましょう!

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