先物取引とは?

先物取引とはその名前が示す通り、

将来的に決められた日に特定のものを予め約束した金額で売買するという取引になります。

 

先物取引の例

わかりやすい例えで言えば、

現在100円の小麦を1年後に同じく100円で購入をするという約束をしたとします。

 

1年後に小麦の価格が150円に値上がりしていたとしても、

100円で買う約束をしていたので50円分得をすることになります。

 

逆に50円に下落をしてしまった場合、100円で買わなければなりませんから

50円で買えるものを100円で買う約束になっているので損をしてしまうことになります。

 

先物取引は買う約束だけでなく、

売る約束をすることもでき1年後に100円で売るといった約束をすることもできるのです。

 

先物取引の対象となっているものは小麦に限らず様々なものがあり、

小麦であったり小豆であったり、原油や金に株価指数といったものまで様々なものがあります。

 

取引というと、小麦や小豆といった現物のものを取引しているように思えますが、

実際には本当に小麦や小豆を売買するのではなく損益が発生した差金で決済をすることになります。

 

つまり、最初の例で言えば100円の小麦が150円になっていた場合、

小麦を受け取るのではなく値上がりした分の50円を受け取ることになり、

下落をしてしまった場合50円支払うことになります。

 

先物取引の生まれた理由 現物

それではこの先物取引は何のために存在をしているのかというと、

ひとつは農家のリスクヘッジのためです。

 

小麦農家が安定して経営をしていくには、

一定の価格以上で小麦を売ることができなければ行けませんが、

小麦というのは価格が上下するものですから、

収穫期には相場が下落して利益が出ないということがあります。

 

安定して経営をしていくには100円で売る必要があるという場合には、

先物取引で収穫期に合わせて売る約束をします。

 

収穫期になり小麦の流通価格が150円になっていた場合、

農家は100円で売る約束をしていたので50円の損になってしまいます。

 

しかし100円でも農家は利益が出ると見込んでいますし、

小麦を100円で買い取った側も収穫した小麦は150円で売れるので互いに利益が出ることになります。

 

農家としては先物の約束をしていなければ150円で収穫期に小麦を売ることができたのですが、

反対に収穫期に小麦の流通価格が50円になった場合を考えてみるとリスクヘッジの意味がわかります。

 

たとえば、収穫期に小麦の流通価格が50円だった場合でも、

農家は約束通り100円で買い取ってもらうことができます。

 

買い取った側は収穫期に小麦を100円で買い取って50円で売らなければならないため、

この場合は買い取った側が損失を被ります。

 

先物取引 通貨

そして、もうひとつの役割が値動きを利用して利ざやを稼ぐという方法であり、

これはリスクを取りながら利益を狙いに行くものとなります。

 

英語で言うところのデリバティブトレードになり、

商品先物と金融先物と区別されているようにおもわれますが、

慣例的な分類はないとされています。

 

農家がリスクヘッジとして行うものとは異なり、

FXトレードのように投資家が利ざやを狙って稼ぐ一つの投資手法になります。

この場合、純粋に円の価格が上がることを予想して

証券取引所などでドルに対して100円で買って150円になれば50円の儲けとなりますし、

逆に50円になってしまえば50円の損失が発生するということになるのです。

 

あれ?と思われた方もいらっしゃると思いますが、

実はFXも先物取引の一種とされていて、

実際の為替の値動きをベースに将来の値動きを予想します。

 

各証券会社のチャートは、現時点の価格を反映しているように思えますが、

FX証券会社などのチャートは実は証券会社のシステム上の価格にすぎません。

 

どういうことかというと、実際に世界で取引されている取引価格を「参考」にして、

実際の取引価格とfx証券会社のチャートを「連動」させているだけなのです。

 

fx証券会社の運営しているチャートをもとに、

fxトレーダーは証券会社と将来の通貨の価格について買い契約と売り契約をしているだけなのです。

 

外国為替の値段を基準に取引されるfxに限らず、

先物取引ではあらゆる数値がトレード対象になりえます。

 

温度や湿度などの数値でもトレードの対象になりえます。

今日の温度が20℃だとしたときに、明日の温度に対してもトレードすることができます。

 

明日の温度が1℃上がった時に100万円をもらう買い契約をする、

ロングトレードなどの温度に関しての先物トレードも成立するのです。

 

これが、fxで実際に通貨のやりとりをしない理由の一つでもあるのです。

 

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