三山(ヘッドアンドショルダー)で勝率を上げる方法とは?

チャート分析手法に酒田五法という分析手法がありますが、

その中に、三山(ヘッドアンドショルダー)という形があります。

 

三山の他に、仏像が三体並んでいる形に見えることから、

「三尊」とよばれたりします。

 

英語圏では肩と頭、そして肩のようにみえることから、

「ヘッドアンドショルダーズ」

「トリプルヘッド」とよばれたりします。

 

トレンド中に三山の形が現れたらトレンドの転換点になりやすく、

トレンド中にこの形が現れ始めたら注意が必要です。

 

この酒田五法というチャート分析手法を提唱した本間宗久は、

長年の米相場のチャートを分析した後にある事に気がつきました。

 

それは、

「チャートは投資家の心理やポジションの状態を表していて、

酒田五法に代表されるチャートの形は、投資家の心理が反映されたもの。」

ということです。

 

今回ご紹介する三山(ヘッドアンドショルダー)の形も、

投資家たちのポジションの状態から、その心理状態を表した形が、

この三つの山を形成していると予想することができます。

 

それでは実際にヘッドアンドショルダーを使ってどのようにトレードしていくべきか、

ヘッドアンドショルダーの注意点を解説していきます。

 

三山(ヘッドアンドショルダー)の分析方法

三山(ヘッドアンドショルダー)を活用するために、

必ず押さえておかなければいけないポイントがあります。

 

それは

1、三山(ヘッドアンドショルダー)の前提

2、三山(ヘッドアンドショルダー)の形

3、三山(ヘッドアンドショルダー)ができた時の投資家の心理

の3つのポイントを押さえましょう。

 

この3つのポイントを押さえるだけで、

三山(ヘッドアンドショルダー)の基本を押さえることができます。

 

上でさらっとちらっと解説しましたが、

三山(ヘッドアンドショルダー)の3つのポイントを詳しく見ていきましょう。

 

ポイント1:三山(ヘッドアンドショルダー)の前提

三山(ヘッドアンドショルダー)の前提は上にも紹介しましたが、

「三山(ヘッドアンドショルダー)の形は、トレンドの転換点にあらわれる。」

ということです。

 

この前提を忘れてしまうと、

ヘッドアンドショルダーを有効活用できないばかりか、

思わぬ損失をだしてしまいます。

 

たとえば、レンジ相場中に

この三山(ヘッドアンドショルダー)の形が現れたとしても、

それは三山(ヘッドアンドショルダー)というよりも、

むしろレンジの形であることが多いいのです。

 

三山(ヘッドアンドショルダー)は、

トレンドの終わりにあわわられた時に注意が必要なのであって、

それ以外の場面ではあまり意味をなしません。

 

ただし三山(ヘッドアンドショルダー)は、

外国を含む多くのfxトレーダーが参考にしていて、

fxトレーダーにとっては無視できない重要な形のひとつになります。

 

トレンド中に現れたときは、

トレンドの終焉をむかえるポイントになりますので、

しっかりと形をみにつけましょう。

 

ポイント2:三山(ヘッドアンドショルダー)の形

三山(ヘッドアンドショルダー)の形は文字通り三つの山からなっています。

 

三山(ヘッドアンドショルダー)

三山(ヘッドアンドショルダー)の形は単純で、

トレンド中にこのような形があわられたら三山(ヘッドアンドショルダー)になります。

 

三山(ヘッドアンドショルダー)の形は覚えやすいのですが、

この形のどこで仕掛けるべきかということを覚えておく必要があります。

 

三山(ヘッドアンドショルダー)

このように山の境目を結んだ線をネックラインと呼びます。

 

なぜネックラインと呼ぶかというと、

頭と肩の間の、ちょうど首の高さにラインをひいてあるから、

ネック(首)ラインです。

 

ポイントはネックラインに仕掛けるべきポイントがあり、

三つ目の山の裾野でネックラインにぶつかっています。

 

この時に売りのポイントがくるということが、

三山(ヘッドアンドショルダー)の基本です。

 

三つ目の山のネックラインでは、

もうすでに三山の形がはっきりと表れているため、

このポイントでしかけてくるトレーダーが多い、

ということを覚えておきましょう。

 

もっとも、酒田五法に代表される本間宗久の見解をもとにすると、

この形にはトレーダーや投資家たちが売りに走る心理が隠されています。

 

投資家の心理は後ほど説明しますが、

ネックラインとは別のテクニカルな見方もあるのでご紹介します。

 

ヘッドアンドショルダー 下値抵抗線

上の図を見ていただけるとわかる通り、

一つ目と二つ目の山の下値は、下値抵抗線になっているのがわかります。

 

上げトレンドであれば、下値抵抗線で再び上に跳ねると予想されるということは、

抵抗線の理論から予想できます。

 

本来なら三番目の山の高値は一番目と二番目の山の抵抗線より上に形成されるべきであり、

トレンドがつづいているのであれば抵抗線の下にできることはないのです。

 

三山(ヘッドアンドショルダー) 抵抗線

 

しかし、三山(ヘッドアンドショルダー)の形を見ていただければわかるように、

三番目の山の高値は、下値抵抗線の下でぶつかっているのがわかります。

 

三番目の山は下値抵抗線の下で下に跳ね返っていることからも、

トレンドの形が崩れていることがわかります。

 

トレンドの形が崩れて、チャート線がネックラインに差し掛かると、

下げに転ずるサインがでていることがわかるのです。

 

ただ、三山(ヘッドアンドショルダー)は形をおぼえて、

利益のポイントだけ把握してれば勝率をあげられるかとうと、

そうでもありません。

 

三山(ヘッドアンドショルダー)の形が出た時は、

投資家の心理にそれなりの変化の兆しがおこっているのです。

 

しかも三山(ヘッドアンドショルダー)は、

1分足や5分足のような短い時間足のみにでるのではなく、

4時間足や1日足のような大きな時間足にも現れます。

 

スキャルピングなどの短い時間足しか見ないトレーダーは、

より時間の長いチャートを見て、

はじめてトレンドの変化に気がつくような、

複雑な相場環境に直面するようなことがたくさん起こり得ます。

 

三山(ヘッドアンドショルダー)の形が出た時には、

トレーダーの心理に何かしらの変化が起こった時です。

 

投資家の心理や三山(ヘッドアンドショルダー)が出た時の背景を、

知ってトレードしているのと知らないでトレードしているのでは、

トレード結果に雲泥の差が出ます。

 

ポイント3:三山(ヘッドアンドショルダー)が出来た時の投資家の心理

投資家の心理として、トレンドが続くだろうと考えている人、

三山(ヘッドアンドショルダー)の二番目の山が出来た時に買いポジションを持ってしまった人、

その他、二番目の山の高値が、

より大きな時間足で見た時のレジスタンスラインと成っている場合名度があります。

 

また、一番目の高値で売りポジションを大量に持ち、

二番目の山の下落地点でボジションを手仕舞いしたかった人などもいます。

 

トレンドが続くだろうと思っていた人は、

トレンドの下値支持線で買いポジションをいれます。

 

しかし、その後も下値支持線で反発せずに下がり続け、

ついには二つ目の最初の下値まで下がってしまったとします。

 

この時にこのトレーダーの反応は

一、もう一回跳ね上がるのを待って決済か、

二、その場で手仕舞いをすること

を考えるでしょう。

 

一の場合は、ネックラインの価格の反発の原因になりますし、

ニの場合は元値かそれをすこし超えたところで決済になります。

 

どちらの場合も、

三山(ヘッドアンドショルダー)の形を構成する動きとなる要素になります。

 

このように、二つの山の下値抵抗線を抜けた時に考えなければいけないことが、

その時に参入しているトレーダーの心理になります。

 

それは、売買高から把握できたり、

より大きなろうそく足をみることで把握できたり、

なぜ三山の形が出来たのかは、

その時その時の状況によって千差万別になります。

 

三山(ヘッドアンドショルダー)の形そのものも重要ですが、

その形を形作る、相場参加者の心理を読むことが、

臨機応変な相場への対応の近道になります。

 

まとめ

三山(ヘッドアンドショルダー)の三つのポイントをこれまで説明してきました。

 

ただし、為替相場は、

三山(ヘッドアンドショルダー)の分析がなされた米相場や株式のように、

板付の相場とは多少異なるところがあります。

 

株や米は、買いたい人と売りたい人の総体で値段がきまるところがあり、

為替相場は米相場や株式のチャート分析とは若干相場感がことなることもあります。

 

しかし、投資家やトレーダーの欲望や恐怖の総体で、

相場が動いているという事実は為替であっても株式や米相場であっても変わりません。

 

もう一つ三山(ヘッドアンドショルダー)の分析で、

気をつけなければならないことがあります。

 

三山(ヘッドアンドショルダー)の分析自体は、

勝率を上げるために有効な分析手法です。

 

しかし三山の分析手法それ自体も、

自分のトレードルールに落とし込まれていなければ、

長期的に稼ぎを叩き出すことはできないということです。

 

三山(ヘッドアンドショルダー)の分析ができることは、

確かに協力な分析手法になります。

 

三山(ヘッドアンドショルダー)の分析で稼ぎ出した利益を次の利益にのせなければ、

fxトレードにとって酒田五法はなにも意味をなさないということです。

 

まずは「全体のトレードの利益が、損失を上回るトレードルール」を作り出すことが、

fxトレードで長期的に稼ぎだす上での最優先課題になります。

 

fxトレードで必要不可欠なトレードルールの作り方や、ルールの運用の方法は、

トレードルールの作り方という記事で紹介していますので参考にしてください。

 

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