相場の認知バイアス、アンカーリング効果に気をつける!

fxは数字を扱うトレードであり、

数字によって稼げた稼げなかったが決定します。

 

数字を扱っていると人間の脳はどうしてもバイアスがかかってしまい、

ある一定の数字にアンカー(錨)をおいてしまいます。

 

fxトレードをする時に気をつけなければいけない心理バイアス効果として、

アンカーリングという認知バイアスがあります。

 

アンカーリングとはどのようなもので、

どのようにfxトレードに影響してくるのかをお伝えします。

 

アンカーリングとはどのようなものか??

アンカーリングとは心理学の分野で有名な認知バイアス効果で、

ある一定の数字に対して、錨(いかり)を打ち込むような行動から、

アンカー(錨)リングと命名されたようです。

 

錨とは、海のうえで船をその場所に固定するときに、

おもりとして海の中に打ち込むお守りのことです。

 

錨とは、⚓️のことですが、

この絵文字がうまく表示されてなかったらごめんなさい。

 

わかりやすい例としてたとえば、

マーケティングの世界でもよくつかわれているのでご紹介します。

 

土日や祝日になると、

洋服屋さんで値引きセールをよくやっているのを見かけると思います。

 

なかには半額の洋服まであり、非常に安く感じることだと思います。

 

これは実はアンカーリング効果を狙った値引きであり、

心理学の認知バイアスを用いています。

 

アンカーリング効果を狙った戦略としては、

半額の商品の横に、同じようなな洋服の半額でない商品をならべ、

そちらの値札をちらつかせます。

 

そちらの半額になっていない商品の値札の値段が正規の値段として、

買い物客の脳内にインプットされます。

 

この半額担っていない値段に、

買い物客の値段の感覚がアンカーリングされます。

 

そして半額になっていない商品の値段を正規の値段としてアンカリングされているので、

半額の商品の値段が非常に安く感じてしまうのです。

 

このとき、他の店に行くと実はセールの店の半額の商品が、

セールの店の半額の値段が正規の値段として売られていたりします。

 

実は元からその値段だったのに、

半額セールは人の認知バイアスをうまく使った、

商品を安くお得に見せるためのマーケティング手法であったりします。

 

半額になる前の値段に心理的錨がうたれ、

その値段を基準にしてセールの値段をかんがえてしまうアンカーリング効果の典型例です。

 

アンカーリングはマーケティングだけで使うものではなく、

どんな時にも起こりえます。

 

fxトレードでのアンカーリング効果

もちろん、fxトレードも数字をあつかっているので、

知らず知らずのうちに数字にアンカリングしていることがあります。

 

たとえば、2011年の前半はドル円は1ドル90円前後で推移していました。

 

その当時よくいわれていたのが、

1ドル=89円代に突入した時に、

「超円高」とよくニュースなどで騒がれていました。

 

当時の人々は1ドル90円という数字をよく目にしており、

80円代になったら超円高とさわがれていたので、

80円代になったらこれ以上円高に行くことはないだろうという、

勝手な思い込みをしていた方が多かったです。

 

その後2011年後半になるとどんどん円高が進んでいき、

ついには1ドル=70円代にまで円高は進みました。

 

この時1ドル=90円にアンカリングしていた人たちは、

1ドル=80円になると、

「まさかこれ以上円高が進まないだろう」

という思い込みをしてしまっていた人がドル円をロングでトレードして、

ひどい損失を出した人が多くいました。

 

しかしその思い込みには何も根拠がなく、

当時トレードしていた人たちにとって、

1ドル=90円という数字がスタンダードな数字というだけで、

投資判断を下してしまっていたのです。

 

こういったアンカーリング効果は常におこり、

現在においても、2016年現在の数字が1ドル=100円前後ということで、

その数字が平均値であると思ってしまう可能性が十分にあります。

 

1ドル=100円という数字は、

現在の数字であり、将来的に円高になったり、

円安になったりすることは大いにあります。

 

1ドル=100円という現在の数字に慣れていると、

1ドル=100円から120円まで円安が進むと、

円安が十分進んだと考えると思います。

 

1ドル=120円まですすんだだけで、

円安が十分にすすんだと判断し、

円の買いから入るトレーダーもたくさんでてくるでしょう。

 

しかし、1ドル=130円まで円安が進む可能性は大いに考えられ、

130円まで円安が進まない理由はないのです。

 

2016年10月現在、fxトレードを行っている方にとっては、

1ドル=100円という数字がおなじみの数字になりつつあります。

 

1ドル=130円などという円安には、

到底なりようがないと考える方が多くいると思います。

 

しかし、1ドル=130円にならないという根拠はどこにもなく、

この考え方こそアンカリングによるバイアスがかかってしまっている考え方なのです。

 

アンカリングによるバイアスがかかっていると、

1ドル=125円になった時に、

「125円は売られ過ぎだから、これ以上円安にはならない」

という容易な判断をくだす可能性があります。

 

ここでロングで仕掛けようとすると、

円安がさらにすすんだ時に、思わぬ損失を招くおそれがあります。

 

よく見る数字はスタンダードな数字だと思いがちですが、

その数字がスタンダードという根拠はfxの世界ではまったくありません。

 

知らず知らずのうちに、

値動きに対してアンカーリングをしていることがありますので、

常にバイアスがかかっていないか

トレードする前に見つめ直す作業が必要になってくるのです。

 

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